フラッグシップ タクティカルライディングブーツを1年履いてわかったこと

フラッグシップタクティカルライディングブーツ
投稿日:2023年3月23日 | 最終更新日:2023年3月24日

「まずはバイク用の靴、ライディングシューズは大事だよ。」これはバイクの免許を取るために教習所に通っていた時に指導員から言われた言葉。わかっていても当時はなかなか買えずにいたんです。でもそんなワタシも立ちゴケをして以来「怖いな」と感じ、購入したのがフラッグシップのタクティカルライディングブーツ(FSB-802)です。今回はタクティカルライディングブーツのレビュー。実際に1年以上履いてみての感想やメリット・デメリットをお話していきます。

フラッグシップ タクティカルライディングブーツを選んだ理由

林道小菅線 クロスカブ

ワタシたち夫婦は山とか滝とか渓谷とかが大好きで、よく奥多摩や檜原、丹波山方面にツーリングに行きます。自然の中、風を感じながらバイクで走るって楽しいですよね。って言っても夫はGN125H、ワタシはクロスカブの原付二種なのでゆっくりトコトコですけど(*^^*)

バイクに慣れてきた頃、急勾配の山道というか坂道で立ちゴケをしてしまいました。初の立ちゴケ(-_-;)しかもバイクに足を挟んでしまいなかなか抜けない。足にケガは無かったんですが、オーバーパンツのちょうど足首のあたりが破けて中綿が出ていました。その時は冬で、厚手の靴下→ハイカットの靴(バイク用では無い)→Gパン→オーバーパンツと履いていたのが良かったみたいです。でも痣はできていました。

これだけ履いていても痣ができるのか…。

これがもし薄着になる夏だったら?
立ちゴケじゃなくて走行中の転倒だったら?

そう思ったら怖くなって、やっぱりちゃんとしたライディングシューズを買おう、というワケで選んだのがフラッグシップのタクティカルライディングブーツ(FSB-802)。

ワタシが購入したのは黒(Black)ですが、他にサンドベージュもあります。

FLAGSHIPタクティカルライディングブーツを選んだ理由は、足のプロテクトはもちろん、

  • 防水性
  • グリップ力
  • ミリタリーテイストでカッコイイ(*´ω`)

です。公式サイトによると、透湿防水フィルム「ヴォクサーム」が使用されており、優れた防水透湿性があるとのこと。

林道の先でバイクを降りて山道を歩くのが好きなんですが、小さな沢があったりして普通の靴だと渡れずに……いや、、普通の人ならスニーカーでも全然渡れるレベルなんだけど、意外と怖がりなワタシは足が止まっちゃうんです。なので、そういうのを気にせずにズンズン歩けるライディングシューズが欲しいと思っていたところに目に留まったのがこのブーツでした。あとは購入しやすい価格も!

タクティカルライディングブーツ
FLAGSHIPタクティカルライディングブーツ
  • 防水透湿性
  • オリジナルソール
  • シフトガード
  • くるぶしパッド

という仕様になっています。さらに、SPINONシステムと言って、靴ひもを結ぶタイプではなくワイヤーをリールで巻き取るクイックフィットシステムが採用されています。BOAシステムというとわかりやすいかもしれません。

この後詳しく説明していきます。

安全面:足首とくるぶしを守る

タクティカルライディングブーツ

立ちゴケをした時、バイクに足を挟んでしまったワタシですが、やっぱり足首とくるぶしを守ることって大事です。昔、バスケの試合中にくるぶしにヒビを入れてしまったことがあります。マジで痛い。立てないというより足を地面につけることすらできない。

それにこの部分って肉が薄くて骨に近いですよね。バイクに挟まれるだけでなく、そのまま路面に削られるなんてことも……(((;゚Д゚)))考えたくもないけどあり得るのでやっぱり厳重に守らねば。そういえば、教習中も足首を守るアンクルガード(プロテクター)をつけていたのを思い出しました。

FLAGSHIPタクティカルライディングブーツにもしっかりとくるぶしパッドが装備されています。結構分厚めで安心感があります。

タクティカルライディングブーツ SPINONシステム

素早い脱着を可能とするSPINONシステムが、履き口と甲の部分の2つ装備されています。いわゆるBOAシステムのような感じで、この丸いボタンで簡単に調節できます。履き口と甲の部分はそれぞれ独立しているので、自分の足やその時の状態、使う場面によって細やかな調整が可能です。

タクティカルライディングブーツには靴ひもが無く、足をスポッと入れたら丸いボタンをプチッと押してカチカチと回すだけなので脱着がめっちゃ早いです。山道を歩くときには履き口を少し緩めたりしていますが、その調整も素早くできるのでうれしい。

操作性

フラッグシップタクティカルライディングブーツ

ワタシはクロスカブ110に乗っているのでこんな感じです。シフト操作ですが、最初はちょっと戸惑いました。初めてのライディングシューズだったので、スニーカーと違って分厚く感じて足裏からの情報があまり入ってこないなぁと不安になったのを覚えています。

でもそこはすぐに慣れました。土踏まずのくびれが少ないのでシフト操作がしやすいし、上下の動きもラクにできます。先日、スニーカーで乗ってみたんですが「スニーカーってめっちゃ薄くて逆に怖いわ…」ってなりました。

タクティカルライディングブーツ シフトガード

シフトガードもしっかりついています。……って(^_^;)クロスカブでは使わないんですけどwでもあるとやっぱりカッコイイですね。

タクティカルライディングブーツ オリジナルソール

オリジナルソール。グリップ力もあって安心感があります。アスファルトだけではなく、山道やちょっとしたダートでもしっかりグリップしてくれます。

タクティカルライディングブーツ インソール

インソールは結構分厚めで心地よい弾力があり、足にしっかりとフィットしてくれて気持ちいいです。バイクに長時間乗っていても足の疲れをあまり感じません。

山歩きでもそうなんですけど、ソールが薄くて柔らかいと歩きやすい反面、足裏が疲れやすくなるんですよね。なので、この厚めのソールは良い感じです。

実際の防水透湿性ってどうなの?

檜原村 滝

では、実のところ防水透湿性ってどうなの?って気になりますよね。ワタシは雨の日にバイクに乗らないので正直雨天時のことはわかりませんm(__)mゴメンナサイ

ECサイトなどのレビューを確認する限りでは「数時間で浸水した…」「防水ではなく撥水」などの意見がチラホラと。うーむ。

もちろん、「雨の中走っても全然浸水しなかった」というレビューもありました(・∀・)

ワタシの目的はほんの小さな沢を安心して渡れることですが、これはクリアしています。くるぶしより浅いところであればブーツの中が濡れることは全くなかったです。

そして夏ですが、蒸れて暑いかな~と覚悟していましたが、ちょこっと蒸れる感じはあったけど、想像よりもだいぶ気にならなくて快適。夏中履いていました。

サイズ感は?

サイズ感、大事ですよね。FLAGSHIPタクティカルライディングブーツは細めな感じです。甲高で幅広な足を持つワタシですからここはめちゃめちゃ調べましたし、実際に試着もしました。

結果、いつも履いている靴のサイズよりも0.5cm大きめを購入。

これが大正解でした。たぶん、いつも履いているサイズを購入していたら指の先が痛くなっていたと思います。あくまでもワタシの場合ですので、心配な方は実際に試着することをおすすめします。

タクティカルライディングブーツはこんな人におすすめ

フラッグシップタクティカルライディングブーツ

最近撮ったタクティカルライディングブーツ。
あ、靴底はちゃんと洗って乗せていますよ(*´ω`)

ツーリングに行くときはだいたい林道やちょっとしたフラットダート、そしてその先の滝を見に行ったりすることが多いということもあり、このブーツにして良かったと思っています。メリットばかりでデメリットは思いつかないなぁという感じですが、強いて言えば、やっぱり高低差のある山道だと歩きにくい時があることですかね。

……え?いやいやいや、高低差のある山道が歩きにくいって( ̄▽ ̄;)そういうトコに行くなら登山靴でしょ。

そうですよね(笑)本格的とまではいかなくても、トレッキングをするならやっぱり専用のシューズに軍配が上がります。

ということで、FLAGSHIPタクティカルライディングブーツはどんな人におすすめできるだろうとワタシなりに考えて…

  • ツーリング先でバイクから降りて自然の中を散策したい人
  • 林道ツーリング、キャンプツーリング、アウトドアが好きな方

あくまでも個人的な感想ですが、タクティカルライディングブーツは履き心地も良くて、グリップ力もバッチリで足が守られてる感がしっかりあります。なので、もちろん普段のツーリングにもおすすめです。