バイクツーリングに一眼レフやミラーレス一眼カメラを持っていく人は多いと思います。ワタシも行った先々の風景や愛車を撮影したくてツーリングにはいつもミラーレス一眼カメラを持って行っています。問題はやっぱり持ち運びですよね。カメラは精密機器ですから気になるのは振動。どうやったら大切なカメラを安全に持ち運ぶことができるのか。今回は、今持っているカメラバッグを使ってバイクにカメラを積載するワタシなりの解決方法をお話していきます。
リュック型もショルダー型も肩がめっちゃ凝る
バイクツーリングでカメラを安全に持ち運ぶには、リュック型カメラバッグを背負ったり、ショルダー型を斜め掛けにしたり、やっぱりカラダに密着させて振動から守るのが一番だと思うんです。
が、しかーし!!!
前回の記事でツーリングに持っていくカメラバッグの話をしましたが、リュック型もショルダー型も、
肩が…めっちゃ凝る!!!
いくら軽いカメラバッグでもツーリングの帰り道は肩と背中が悲鳴をあげるw
ツーリングの帰り道はその重さに耐えきれず、『これはいったい何の罰ゲームなの?』『苦行でしかない』とか思いながら走っているワタシ。それもそのはず、お昼の休憩やトイレ休憩などの他はほぼ1日中カメラバッグを背負っている状態。
こうなるとだんだんとツーリングにカメラを持っていくのが億劫になって、せっかく買ったミラーレス一眼カメラを相棒にできなくなるかも…という悲しい結末が予想できるのでやっぱり解決しないと!というワケで、バイクのリアボックス(トップケース)への積載を考えました。
ミラーレス一眼カメラをリアボックスに積載する
バイクのどこに積むのがベスト?
まず、バイクにカメラを積みたいと言ってもじゃあバイクのどの部分に積載するか、結構悩みました。クロスカブ110に乗っているので、
- センターキャリア部分
- リアシート
- サイドバッグ
- リアボックス
この4つが候補に。
まず、試しにセンターキャリア部分にカメラバッグを乗せてみたらカメラバッグが大き過ぎてハンドルに干渉してしまいました。カメラバッグの形状や大きさ、そしてキャリアの形状(バスケットタイプにするなど)によっては良い場所だと思いましたが、今回のワタシの場合は見送り。
次にリアシートに積むことを考えました。もしかしたらここが一番振動の影響を受けないかもしれません。ただワタシの場合、後ろに足をあげて乗車しています。なので、リアシートにカメラバッグを積むと蹴飛ばしてしまう恐れもあるのでここも見送り。
そして、サイドバッグ。ここで一番悩みました!サイドバッグってリアキャリアにぶら下げる形状のものなら底からの振動があまり無いのかも、と思って結構真剣にいろいろと考えてみました。結果やめたんですけど、理由は「万が一、転んだりしたときに真っ先に潰れる可能性があるから」です。やっぱり大切なカメラだし、ハードタイプのサイドケースならまだしも柔らかい布製のサイドバッグでは不安でした。
というわけで、最後にリアボックス。リアボックスは、ハードケースで丈夫ですし、鍵もついているし、雨からも守ってくれるので安心感があります。振動面での不安は多少あるけれど、カメラが動かないように固定できればクリアできるかと思い、挑戦しました。
(※あくまでもワタシなりの個人的な対策です。絶対にカメラを守れるという方法ではありません。)
カメラをカメラバッグ内で固定する
使うカメラバッグは、前回の記事でご紹介したモンベルのカメラショルダーバッグ。この中に、15-45mmの標準ズームレンズを装着したミラーレス一眼FUJIFILM X-T30IIを固定していきます。
これは、クッションがマス目状になっているもので、収納物の形状や大きさに合わせてブロックをくり抜き、衝撃から守るという優れモノ。よく、工具などを保管するのに使ったりしますよね。これにカメラをすっぽりと収めたいと思います。
これも衝撃から守ってくれるクッション。これはブロッククッションで固定されたカメラをさらに衝撃から守るために使います。
カメラの形に合わせてブロッククッションをくり抜きました。より固定するためにクッションを2段重ねで使います。
ブロッククッションは、カメラのサイズよりもちょっと小さめにくり抜きました。入れるとぎゅうぎゅうになるくらいが安心です。
モンベルのカメラバッグに装備されている仕切り2枚も使います。
それぞれをカメラバッグにセットします。カメラの背に当たる部分のクッションにはダイソーのファスナーテープ(マジックテープ)接着タイプを貼り、カメラバッグ内のマジックテープ部分にくっつけました。早速カメラを入れてみると…
ジャストフィット(/・ω・)/
ちょっとキツめなので手でググっと押して収める感じです。しっかり固定されています。
100均で売っていたべんりベルトをクッションの下を通して、さらにカメラを固定しました。(→これ、自分では良いアイデアと思ったんですが、実際にカメラを使う場面では非常に使いにくかったです( ̄▽ ̄;)もっと細い髪ゴムとかが良かったかも。)
プロテクトクッションをカットしたもの。カメラの上に直接被せるフタにします。
こんな感じでフタにしました。やっぱり、カメラに直接当たるので柔らかいものがいいですよね。
そして、2枚の仕切りですが、一つは仕切りに使い、もう一つはプロテクトクッションで作ったフタの上にさらに固定出来るフタにしました。フタの上にフタ?って感じですけど、この仕切りにはマジックテープがついているので固定ができるのと、強度があるので安心できるというのもあります。
これでカメラをカメラバッグ内で固定できました。次はいよいよカメラバッグをリアボックスに積載します。
カメラバッグをリアボックスに積載する
クロスカブについているリアボックスは、BB39ADV モトボワットリアボックス 39L。大きさ、形ともにとても気に入っています。これにカメラバッグを積みます。
まず、ボックスの底にクッションになるものを敷きます。いろいろ調べているときにたまたまアストロプロダクツのクッションシートを知り、買いに走りました。元々は膝をついて整備するときに膝が痛くならないためのものみたいですが、実際に手に取ってみて、厚さも弾力もちょうど良さそうだなと思って買ってきました。
入れてみたらちょっと大きいので、ハサミでカットします。
これでフラットになりました。
セリアの腰当てメッシュクッションを4つ。これはボックスの中でカメラバッグが動かないように、ボックスとカメラバッグの間の隙間を埋めるものです。
こんな感じでしっかりと隙間を埋めていきます。
モトボワットリアボックス39Lの内側にはこのようなゴムバンドがついています。これをしっかりと留めれば上下の揺れの軽減になります。
実際のツーリング時には、この上にさらに季節によってウィンドブレーカーやパーカー類、オーバーパンツ、雨用グローブなどのウエア類を積んだりしています。
結果:今のところ問題なし
現時点での結果ですが、今のところ全く問題なしです。バイクで走った後に確認しましたが、カメラが動いた形跡は全くありませんでした。
ワタシなりの対策を紹介しましたが、もしかしたら、ここまでしなくてもいいんじゃないの?と思われる方がいるかもです。でも実は以前、軽い対策のみでリアボックスにカメラバッグを入れて少しだけ走ってしまったことがあります。カメラがどうなっていたか?軽いとはいえ自分なりに対策をしたつもりなのに、カメラの向きが変わっていた上に、カメラの設定も変わってしまっていて、青ざめた経験があります。
なのでやっぱり対策し過ぎるなんてことは無いんですよね。現時点では問題ありませんが、また何か気づいたことがあったら追記しますね(^^*)
【おまけ】コンパクトでおしゃれなカメラバッグ
⇩こちらはコンパクトで可愛らしいのに機能的なLufotiaのノマドキャプチャカメラバッグ。一眼レフでもレンズをつけたままカメラバッグに入れることができるそうです。お散歩撮影のお供やカメラデビューした方へのプレゼントにもおすすめ。