富士フイルムのミラーレス一眼、FUJIFILM X-T30II。ワタシにとって2台目のミラーレス機。Canon EOS M10を初めて購入してから5年経ってからの2台目です。今回は、何故2台目にFUJIFILM X-T30IIを選んだのか、EOS M10に使えるレンズ買い増しじゃダメだったのか?というところをお話していきます!
撮りたいものが増える
元々EOS M10を購入したのはグルメブログの写真を撮りたかったからでした。最初はスマホで撮っていたんですがやっぱり美味しいものをより美味しそうに撮りたい!と思ったんです。
ダブルレンズキットには EF-M22mm F2 という通称パンケーキレンズがついていて、これに惹かれて購入。さらに、様々なシチュエーションで選べる撮影モードがあり、中でも「料理モード」は想像の上を行くもので今でもよく使っています。
→ミラーレス一眼カメラデビュー!いろいろ撮ってみたキャノンEOS M10
2年前にバイクの免許を取り、夫婦で自然の中をバイクツーリングをするようになり行った先々の景色に感動。「風景も撮りたいなぁ」と思うように。最初はEOS M10で風景も撮っていたんです。でも次第に「これって風景撮るときにちょっと使いづらい」と感じるように。
50代で直面した老眼鏡問題
FUJIFILM X-T30IIは、X-T30のマイナーチェンジモデル。大きさなどはそのままで、富士フイルムのフラッグシップモデルX-T4の画質やAF性能を取り入れたミラーレス。
この機種を選ぶまでにかなり迷いました。Canon EOS M10(ダブルレンズキット)を持っていたので、普通に考えればEF-Mレンズが使える上位機種を選ぶのが妥当かなと思います。そう思って候補になったのがEOS Kiss M2でした。フルサイズも考えましたが、やはりバイクで移動することなどを考え小型で軽く機動力のあるAPS-Cに。
いやいや、EOS M10だってAPS-Cなんだからカメラ本体を買わずにレンズを買ったらいいんじゃないの?
そうなんですけどね(汗)
いや、本当にそうなんですよ。EOS M10を気に入ってますし、数年前のワタシなら迷わずレンズ買い増しに走ってました。
ただ…50代になり、寄る年波には勝てず手元を見るときには老眼鏡が必須アイテムに。無いと手元がほぼ見えないという状態( ノД`)… ファインダーが無く背面モニターで確認のEOS M10での撮影時にはメガネをつけたり外したりしていました。
室内で料理の写真を撮るときは全く面倒ではないんです(メガネをほぼかけっぱなしで良いから)。でも外で散策しながら風景を撮るとき、バイクに乗ったままちょこっと撮りたいとき、いちいち老眼鏡をケースから出してつけたり外したりするのがこの上なく面倒に感じてしまう。
まぁもちろん、そんなの全然面倒じゃないよ、という方もいらっしゃるでしょうけど、一番感じたのが滝の写真を撮ったときでした。カメラを三脚にセットしてさぁ撮るぞと思いきや、滝を見る時は裸眼でカメラモニターを確認するときは老眼鏡…メガネの脱着を何度も繰り返しているうちに「うぅ~~~めっちゃ面倒くさい!」ってなってました(笑)
数年前には想像もしなかったことで、50代で直面したそれ自体は小さくもワタシにとっては大きな出来事でした(*´ω`)
なので!
老眼鏡を掛けずに裸眼で撮影ができるEVF(電子ファインダー)がついているもの。これは絶対条件になりましたw
……え?だったらEOS Kiss M2がベストじゃない?
ですよね。ホントそれ(汗)
いや~、惹かれちゃったんです。富士フイルムのフィルムシミュレーションに。
富士フイルムのフィルムシミュレーション
やっぱりEOS Kiss M2かなぁ~とほぼ決めつつ…でもいろいろ見てみようと店舗やネットを回るうちに目に留まったのが富士フイルムでした。ワタシにとって「富士フイルム」は仕事でも趣味でも欠かせなかった懐かしの存在。
富士フイルムのフィルムシミュレーション?
なんだろうと思い調べてみたら、フィルムシミュレーションはまるでフィルムで撮ったかのような感覚を味わえるもので、富士フイルムの色調や濃淡、階調などを選べるとのこと。
え?今ってそんなことができる世の中になってるの?とちょっと浦島太郎感を覚えつつw若い頃を思い出しテンションがかなり上がっていきました。と言ってもPROVIAやVelviaはリバーサルなのであまり馴染みはないんですけど、ネガフィルム現像を仕事にしていたワタシが興奮したのはやっぱりクラシックネガでした。
これで撮ってみたい。
こうなるともう理屈ではないです。
EOS Kiss M2も魅力的だし、なんと言ってもM10で使い慣れていてスマホとの連携とか操作とかあまり迷うことなく楽しめると思うんですよね。しかもEF-Mレンズが使えるし。ただ、これが出会いというものなんでしょう。
FUJIFILM X-T30II
漠然と富士フイルムのカメラと言ってもこの時のワタシは何もわからない状態だったのでとにかくネットで調べまくり。そして見つけたのが2021年11月に発売されたFUJIFILM X-T30IIでした。
EVF(電子ファインダー)がしっかりついていることはもちろんなんですが、富士フイルムのフラッグシップモデルX-T4の画質やAF性能がコンパクトで軽いボディに凝縮されているという点、フィルムシミュレーション、そして昔のフィルム一眼レフカメラのような外観にめっちゃ惹かれました。
FUJIFILM X-T30IIに決定!
…もう悩まなくていいんだと思ったら気持ちがすごくラクになりました(笑)
ただ、店員さんによるとレンズキットはこの時点でもう在庫が無くて入荷次第出荷…みたいになっておりいつ手に入るかわからない状態とのことΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン 本体だけなら在庫があるとのことでしたが、レンズキットがあるならそれを買いたい。
店員さんが自社のネット通販の方を調べてくださり、1セットだけならあると。ただ、それを購入できるかどうかは実際にネット上で購入手続きをしないとわからないとのこと。もうここまで来て手続きしないなんて選択はないので、その場で手続きをしてみると……なんとその1セットを引き当てられました!(*´▽`*)ヤター (この時は少なかったようですが、これを書いている時点での在庫はありました^^)
購入してから数ヶ月経ちますが、買って良かったなぁとしみじみ思っています。X-T30IIの機動力は抜群で、バイクを停めてすぐに撮影ができます。今は、風景はX-T30II、料理などはEOS M10で使い分けています。これがなかなか心地よくてなんだかうれしいんですよ♪
次の記事にX-T30IIで撮った写真をアップしていますので良かったら見て行ってください(*´ω`)